SNSでの広告トラブルは後を絶たない

SNSは基本的に会員登録をするのにお金はかかりませんし、利用も無料でできます。
では、どのようなビジネスモデルで利益をあげているのかというと、サービス内のページに広告を掲載させてあげることで掲載料を獲得しているわけです。
会員数が多ければ多いほど、「こんなにたくさんの人に広告を見てもらえます」といって広告主を募集することができるので、SNSの運営元は利用料を取らずにいろいろなサービスを投入しています。
しかし、SNSに掲載される広告に関しては様々なトラブルが後を絶ちません。

たとえば、よくある例として偽ブランド品を正規品のように偽って購入希望者を誘う広告です。
偽ブランド品と知らずに販売しているのではなく、始めからそうだと知った上で格安で仕入れ、SNSの広告を出して売っているので完全な騙し目的といえるでしょう。
広告には正規品を表示して、注文が入ると無視する業者も存在します。
商品を送る気はもともとなく、先払いでお金を振り込ませてそのまま連絡を絶つので詐欺ということになるでしょう。

なぜSNSではこうしたトラブルが起きやすいのか、また、なぜユーザーは詐欺を見抜けないのかというと、まずSNSのブランド力が挙げられます。
とても有名なSNSに掲載されている広告なのだから、ちゃんとした業者が出稿しているのに違いないと思い込んでしまうという心理を業者が悪用しているわけです。
また、SNSのユーザー層が比較的若いことも「騙し、騙される」という業者との関係が成立してしまう一因になっています。
十代の女性が中心になっているSNSの場合、当然、彼女たちの社会経験、ネット経験はあまり豊富ではありません。
ずっとネットを見てきた人であれば、すぐにわかるような怪しげな広告も、彼女たちから見ると含まれた悪意が分かりづらいということは十分あり得るのです。

SNSの運営元にとって広告主の存在はとても重要ですが、かといって、ユーザーが被害に遭うのを見過ごしていると大きな問題に発展してしまうので、当然、改善に取り組んでいます。
出稿希望者の身元を確認してから広告を掲載するというのもその一つですが、詐欺犯たちが提示した身分証明書自体が偽造の可能性もあるので、彼らの広告を完全に閉め出すまでにはまだ至っていません。
SNSでの詐欺を防ぐためには運営元の努力は必要ですが、やはり、ユーザー自身がおかしなものを見分ける知識を持つことが大事になってくるでしょう。

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